コロナ渦における応援メッセージ

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1. 特定非営利活動法人 ジャパンハート  吉岡秀人氏

吉岡秀人氏(ジャパンハート)による応援メッセージ

コロナがたくさん今のように流行っている状況の中、皆さん本当に大変な思いをされていると思いますが、是非頑張って乗り切って欲しいと思います。
僕が思いますに、おそらくこのコロナを乗り切ったNPOというのは必ず大きく成長すると思いますし、その後に、ものすごく社会的な影響力を増しているでしょうし、また社会的な期待を背負っていると思います。
是非なんとか、このコロナを乗り切って、未来の日本のために皆さん頑張っていただきたいと思います。

僕らは主に海外で医療活動をしているNPOですが、今、海外で医療活動がなかなかスムーズにいかないような状況の中、この日本の中で何かできることをしようと思ってやってきました。
その一つとしては、医療従事者にマスクや防具を届けるということをやっており、クラウドファンディング等でなんとか資金調達して、たくさんの医療施設に数百万枚のマスクを届けることができました。
基本的に僕らは、ずっと海外でやってきたNPOですから、日本の医療界と直接つながりはないのですが、何かできることがあるだろうということでやったんですね。
是非、目先の損得ではなくて、皆さんも立場を超えて、今、社会のためにできることを何か見つけてやっていただきたいと思います。

先ほど目先の損得ではないと言いましたけど、その中でつながった人たちのネットワークとか、その中で獲得していった社会的信用というものが、おそらくこのコロナの騒動が終わった後に皆さんの力や経験になっていると思います。
ですので、自分とは関係ないことと思わずに、是非この大変な時期に、コロナの活動に何らかの関わりをもっていただければと思います。

それで、第8回エクセレントNPO大賞に、こんな時期だからこそ、是非皆さんに名乗りを上げていただきたいと思います。
僕は、必ずこれから10年20年たったら、社会の中心にNPOが大きく位置づけられていると思います。
それはまさに、今の大きな企業などと同じだけのポテンシャルをもって、この社会の中で役割を果たしていくだろうと思います。
そして、このエクセレントNPO大賞も、それぐらいの価値のあるものに将来なっていくものと思いますので、コロナの中大変ですが、是非応募していただければと思います。

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2. 認定特定非営利活動法人 AAR Japan(難民を助ける会)  堀江良彰氏

堀江良彰氏(AAR Japan(難民を助ける会))による応援メッセージ

エクセレントNPOをめざそう市民会議の運営委員を務めているAAR Japan[難民を助ける会]の事務局長の堀江良彰です。

新型コロナウイルス感染症の蔓延は、みなさまの団体の活動にも大きな影響を及ぼしていることと思います。
AARも同様です。駐在員が一時帰国したり、現地スタッフの移動が制限されたりして、事業が中断したり、延期になったりしています。
まずは、みなさまご自身やご家族や、そして大切なご友人の健康、安全を最優先にしながら、何とか一緒にこの苦難を乗り越えていきましょう。

エクセレントNPO大賞は例年、6月末から7月初旬にかけて応募を開始し、8月末を締め切りとして運営してきました。
しかし、新型コロナウイルスは。多くの非営利団体の運営そのものにも大きな影響を及ぼしている状況を受け、本年度の第8回エクセレントNPO大賞は、応募の開始時期を10月末に延ばすことにしました。
あらためてホームページなどで告知してまいりますので、ぜひ応募できるよう準備だけでも進めておいていただけたらと思います。

私が所属するAAR Japan=難民を助ける会の状況をお話ししますと、AARは「困ったときはお互い様」という思いで、今から41年前に設立された団体です。
以来、世界各地で、最も困難な状況にある方々に支援を届けてまいりました。
AARでは、今回の新型コロナウイルスで、本当に多くの方々が困難な状況におかれていることを受け、3月末より日本国内そして海外で新型コロナウイルス緊急対策支援を実施しております。
コロナウイルスは、難民や障がいのある方、高齢の方など、日ごろからより弱い立場にある方々に、より深刻な影響を与えています。

日本国内では障がいのある方への感染防止の必要性について、福祉の現場から切実な声が届いています。
AARでは障がいのある方々と、かれらを周りで支える福祉施設の職員に、マスクや衛生用品を届けてきました。

また、海外では、難民キャンプでの感染拡大は医療崩壊、死亡者数の激増に直結します。
なんとか感染の蔓延を食い止めなければなりません。
AARではトルコのシリア難民や、ウガンダの南スーダン難民、パキスタンの人々などに、感染予防のための啓発活動を行ったり、衛生用品や食料を届けています。

日本を含めて、世界中の誰もが等しく新型コロナウイルスの脅威にさらされる今こそ、みなさまの助け合いがより一層、求められる時かと思って活動しております。
感染の拡大を防ぐには、人と人との接触を断つことが大切ですが、これが市民と市民の分断にならないように気を付けなければなりません。
直接会うことはできなくても、精神的なつながりや他人への思いやりの気持ちは持ち続けていきたいと思っております。

最後になりますが、あらためてエクセレントNPO大賞をよろしくお願いいたします。

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3. 認定特定非営利活動法人 がんサポートコミュニティー  大井賢一氏

大井賢一氏(がんサポートコミュニティー)による応援メッセージ

第6回エクセレントNPO大賞と組織力賞をダブル受賞しました「がんサポートコミュニティー」の大井賢一と申します。
受賞後、エクセレントNPO大賞の運営委員としてお手伝いをさせていただいております。

このたびの新型コロナウイルスに罹患された皆様と感染拡大により生活に影響を受けられたすべての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

私たち「がんサポートコミュニティー」は、がんと一人で向き合わない社会を目指して、がん患者さん同士が集い語り合うサポートグループ、ヨガやアロマセラピーといったリラクゼーション・プログラム、がんの治療選択に悩まれたときに複数の医師にご相談いただける医療相談などの患者支援をご提供しています。
しかしながら、今年2月27日から新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、私たちはこれらの対面によるプログラムをすべて中止しました。

こんな状況にあっても、新たにがんと診断される人たちもいます。
がん治療のために、新型コロナウイルス感染への不安を抱きながらも公共交通機関を利用し、また都道府県を越えて病院に通院しなければならない人もいます。

私たちは、そうした人たちが抱える不安を少しでも軽減できればと思って、電話による無料の医療相談をご提供しました。
外出自粛の中でもストレスをため込まないようにと思い、公式Youtubeチャンネルを開設して、普段実施しているヨガプログラムを自宅でもできるようにと、ヨガセラピストによるヨガの動画配信も始めました。

4月7日に発出された新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が5月25日に全面解除されたことを受けて、私たちは6月1日から、がん患者さん同士が集い語り合うサポートグループを、密閉・密集・密接を避けるよう配慮して再開したところです。

歴史的に感染症では、第2波の襲来が予想されています。

私たちはその来たる日に備えて、Zoomを活用したがん患者さん同士の新たな交流の場として「オンラインカフェ」の試験導入に挑戦しています。

今年の第8回エクセレントNPO大賞の応募期間の開始時期は、10月に繰り下げてのスタートになります。
また、今回の新型コロナウイルス感染の影響で活動が思うようにできない中、新たな活動に着手されているNPOの皆さんを応援したいという思いから、「コロナ対応チャレンジ賞」を設けることになりました。

ピンチはチャンス。

皆様の第8回エクセレントNPO大賞へのご応募を心よりお待ちしております。

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4. 特定非営利活動法人 Learning for All 李炯植氏

 李炯植氏(Learning for All )による応援メッセージ

NPO法人「Learning for All」代表の李です。

このたびコロナウイルスの影響を受けて、非常に多くの皆さんが難しい状況にあると思います。
NPOセクターの方々も、受益者の方々も、皆さん自身が非常に難しい状況の中で、これまで活動してきていることと思います。
今後も第2波、第3波と、いろいろ懸念される中、日々不安な中で活動を続けられていることと思います。

「Learning for All」でも、2月末の日本における全校休校、および4月の緊急事態宣言を受け、私たちは貧困世帯のお子さんの支援をしておりますが、そうしたお子さんが非常に大きな影響を受けていました。
具体的には、休校により給食がなくなって食事がとれなくなったお子さんがいたり、また家庭の中の学習環境が限られているため、オンラインでもオフラインでもなかなか勉強の機会がなく、学習の遅れが続いているお子さんがいたり、さらに昼夜逆転してしまって毎日YouTubeしか見ていないお子さんがいたりしました。
また保護者さんも、非常に難しい状況の中でストレスをためて、アンケートをとると半分の世帯の方が、収入が減ってしまったというデータも出てきました。

そういう状況を受けて、4月からコロナ対策として緊急支援プロジェクトを立ち上げ、今まで走ってきました。
本当にあっという間に7月を迎えてしまうわけですが、皆さんも非常に難しいところでやってこられたと思います。
こうした状況を受けて、国や行政の支援を待つだけではなく、やはり機動力やスピード感をもって受益者のために活動ができるのは、我々NPOセクターの強みだと、あらためて実感する日々です。
私たちも、行政だけではなかなか汲み取れない、細やかなニーズを汲み取って、スピード感をもって支援につなげています。
ますますそうした市民セクターの動きというものが重要になってきていると思います。

そういう中で、第8回エクセレントNPO大賞が今年も行われます。
募集時期が少しずれますけれども、我々市民セクターがより活気づいて、連帯していかなければいけないと、このコロナを受けて強く感じます。
是非皆さん、エクセレントNPO大賞にご応募ください。
このエクセレントNPO大賞が、市民セクターが勢いづいていく一つのきっかけになればいいと思っています。
是非、ご応募につきご検討ください。
よろしくお願いいたします。

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