「エクセレントNPO大賞」の応募条件について、ご相談の連絡を頂いていますが、複数の方から、現在着手しているプロジェクトが立ち上げの段階であるとか、まだ完成していないが、応募しても良いのだろうか、というご質問をいただきました。

結論から申し上げれば、問題ありません。

この質問は、エクセレントNPO基準の中の、「課題解決」分野の基準5～11に関係するものです。

・これらの基準（5～7）は、自らの活動に関連して、直接着手する地域、対象の課題、その課題が生じている原因などを問うものです。

・また、その課題を解決するためにプロジェクトをつくり、活動に臨みますが、その目的と計画が課題に対応して作られているのかを確認するのが、基準8です。

・活動を実施するために必要なお金、そして人を集め、それがうまく稼働するように調整してゆくリーダーの力を確認するのが基準９です。

・活動の目的や計画に沿って、前に進んでいることを確認していることを確認するのが基準10です。そして、基準11は、団体が取り組む課題を地域や対象者などに向けて、伝え、知らせることを尋ねています。

したがって、自ら取り組む地域や社会の課題が適切に捉えられており、その解決に向けて活動計画が立てられ、それに基づき活動して、進捗を確認する努力がなされていれば、良いのです。また、着手したばかりの活動であれば、そうした状態を説明していただいた上で、今後の予定や改善点を記していただければよいのです。

最初から、完成されたエクセレントでなくても、めざすべき目的が明確で、そこにむかってめざしていれば良いと考えています。もう少し、肩の力を抜いて、是非、チャレンジしてください。

エクセレントNPOをめざそう市民会議　運営委員　田中弥生