2011年11月25日(金)、言論NPOオフィスにて、『「エクセレントNPO評価基準」についての勉強会』が開催されました。当会議の理事である片山信彦氏(市民会議理事、ワールド・ビジョン・ジャパン常務理事・事務局長)、工藤泰志(言論NPO代表)、武田晴人氏(東京大学大学院経済学研究科教授)、田中弥生氏(大学評価学位授与機構准教授)、堀江良彰氏(難民を助ける会事務局長)、横田能洋氏(茨城NPOセンター・コモンズ常務理事・事務局長)が参加しました(五十音順)。
勉強会では、評価基準について見直すべきことについて洗い出すため、出席者の各団体(ワールド・ビジョン・ジャパン、難民を助ける会、茨城NPOセンター・コモンズ、言論NPO)が実施した「自己診断リスト―初級編」が提出されました。その後、片山氏、堀江氏、横田氏、工藤より、実際に自己診断をしてみて使い勝手の悪いところなどなかったか、といったことをそれぞれ率直に話し合われました。
その中で、基準の受け取り方によって選択に迷うなどの評価の回答の選択の仕方)や、回答理由の書き方についての意見が出されました。また審査委員である武田氏からは、「審査をする側からすると、理由の書き方としてもう少し言葉を加えた方がよいと思う。Aにした場合は、Aにした証拠を示してほしい。B、Cの場合は、何が欠けているかを書いてほしい。自己点検のチェック項目としても有効だし、こちらが見てもわかりやすい。」「全体に、自己評価が厳しすぎる。自分自身に厳しいのは悪いことではないが、そのあたりの扱いをどうするべきか考える必要がある」といったコメントがありました。
2時間以上に渡る話し合いの末、改訂すべきいくつかの事項が浮かび上がりました。そして、文言に何らかの改訂が必要と判断された評価基準については、改訂版を今後ホームページ等で公開していくこととなりました。また、宣言団体の有効期間についてどうしていくかなど、今後決定していくべき宣言団体の詳細についても話し合われました。