公益財団法人 ふるさと島根定住財団主催 新しい公共支援事業(内閣府H22年度補正予算事業)の一貫として企画されたNPO研修において、田中弥生理事、片山信彦理事が、「エクセレントNPO」の自己点検研修を行いました。

研修の前半では、最初の90分で田中理事がドラッカーのNPO論を講義しました。同氏の世界観、歴史観から、市民社会が経済社会の前提条件であること、知識社会における市民参加とその場をつくるNPOの重要性、そして日本の市民社会の課題と可能性について、ドラッカーの考えが説かれました。

後半では、エクセレントNPO評価基準がドラッカーのNPO論、思想をベースに作られたものであり、具体的にどのように連動しているのかを説明した上で、基準とその活用方法について説明されました。その上で、1グループ5-7名で5グループに分かれ、自己点検10項目を用いて、自己点検・採点が行われました。その後、気づいた点についてディスカッションが行われ、その結果を発表し、互いに共有されました。